『継続は力なり』に思う揺るぎない説得力と嫉妬心
ローラになりたい友人がいる。
友人がローラになりたいと言っている。
ローラに照準を合わせた出で立ち。ファッションを軸としたキュートさと色気とピュアさと私は理解している。
40歳手前の女性が合わせた照準がローラだ。
外見的なものについては目下努力中の彼女だ。
前回の記事では、体重が66.8キロだった。
最新データは、65.8キロ。なんと1キロ痩せている。
それよりも驚いたことがある。
最新の体重を問うたところ、日々の体重、前日からの増減、朝昼晩の食事内容、収支、そしてその日の所感を記載している。少なくとも、2週分ほどのデータの画像が私に送られてきた。ノートは所謂普通のノートで、手書きで枠を作り、必要事項を記入したものなのだが、きちんと定規を使って線が書かれており、味のある愛着が湧くようなおもむきのある出来栄えだ。
世の中で成功している人、尊敬に値する何かを持っている人、に共通しているものがあるとするならば、”継続し続けること”だと思っている。
継続は力なり、という言葉があるが、これほど難しいアクティビティは存在しないと思う。どんな小さなことでも、どんな地味なことでも、自分の興味と探究心を貫き通し、継続し続けること、そしてその軌跡を残すことに勝る説得力はないのではないか。
強調し続けていきたいのだが、彼女は”そういうこと”とは無縁の生き方をしていた。
そんな彼女が、どうもその継続は力なりレールに乗り始めてしまったのではないかと、一種の嫉妬心さえ沸き起こるような出来事だった。継続した先にある『力』はすごいエネルギーを持っているはずだ。
やはり彼女は変わり始めている。ローラになってしまうのではないだろうか。
人はそう簡単に変われない。
しかし、私のごく身近に、ここ数年で驚くほどの変化を遂げた人がいる。
それは私の友人であるのだが、変化に対しての率直な感想はこうだ。
えっあの彼女が!????
そう、はてなの方が多いのには意味がある。驚きよりも疑ぐりに近い部類のリアクションだ。
まず彼女は喫煙者を脱した。彼女は高校生くらいからタバコを嗜む筋金入りの喫煙者だった。女性にして今はなきマイルドセブンをこよなく愛していた。女性をターゲットに作られたタバコそのものが華奢でエレガントなパッケージのものには見向きもしない。タール含有量は1ミリとか3ミリとかのライトなものではない。少なくとも6ミリは維持していたはずだ。昨今日本でも喫煙者が肩身の狭い思いをする時代になったが、そんな時代が訪れようとも、『辞める気はない』と公言して憚らない彼女であった。ある意味、女性であることや時代の波に逆らったその潔さには羨ましいと感じることさえあった。
そんな彼女がだ。タバコを辞めたのだ。
それがここ最近での大きな『変わった』ポイントだ。
もちろんこれだけではない。
冒頭の喫煙者エピソードだけでもある程度わかるように、女性としては非常にパンチのある生き様を見せてくれる彼女だ。
そんな彼女が。このほど、『ローラ』になりたいといい出した。厳密には、ローラの着ているような服が着たいと。そしてその他のテイストも”あんな感じ”を目指したいのだろう。彼女は現在39歳。40歳手前だ。40歳手前ともなると体はそう簡単に言うことを聞いてくれない。ローラを目指すにはそれ相当の努力をし、結果を出さなければ難しいのが現状だ。
私は15年異常に渡って彼女を至近距離で見てきたが、天変地異を何度も起こす彼女であればもしかしたらローラになってしまうのではないかと思った。
そこで、彼女の変貌をウォッチし、このブログにしたためたいと思ったわけだ。
彼女は身長158センチ。現在体重66.8キロ。目標はひとまず60キロ。
食べたものや日々のエピソードも含め、ここに記録していきたいと思う。
これは面白くなると思う。何より私が面白い。むしろ私が面白ければいいと思っている。
ローラはすぐそこだ。